2013年3月9日 星期六

2013/05/17日語朗讀比賽講稿

朗読(ろうどく)は、声を出しながら文章を読むこと。
「朗読」には「感情をこめて読み上げる」という意味あいも含まれる。

1.南果歩「星とたんぽぽ」朗読




金子みすず

青いお空のそこふかく、海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、見えぬけれどもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、かわらのすきにだァまって、
春のくるまでかくれてる、つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、見えぬけれどもあるんだよ。



2.仲井 宏治(美談士)「朝のリレー」朗読




谷川俊太郎 

カムチャツカの若者がきりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女がほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は柱頭を染める朝陽にウインクする

この地球ではいつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ 
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を

誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ



 3.別所哲也「平和」朗読




谷川俊太郎 


平和
それは空気のように
あたりまえなものだ
それを願う必要はない
ただそれを呼吸していればいい

平和
それは今日のように
退屈なものだ
それを歌う必要はない
ただそれに耐えればいい

平和
それは散文のように
素気ないものだ
それを祈ることはできない
祈るべき神がいないから

平和
それは花ではなく
花を育てる土

平和
それは歌ではなく
生きた唇

平和
それは旗ではなく
汚れた下着

平和
それは絵ではなく
古い額縁(がくふち)

平和を踏んずけ
平和を使いこなし
手に入れぬばならぬ希望がある

平和と戦い
平和にうち勝って
手にいれぬばならぬ喜びがある



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